以前、いや、ハッキリとした数字で23年前に(爆)、
東京漂流という本にめぐり合って、印度漂流という本にひきづられて、メメント・モリという本を持ち歩いて
それからかなり長い時間が流れたがいつも、ふと立ち止まっては藤原新也氏の文章に感動して、
その感動が自分の生を実感させ、むづかしさやもどかしさを忘れて前に進んできた。
このところ、日本語の歌や日本語の書物に心を動かされることが日本人のくせに
むづかしい、もどかしいと身構えていたのだが、さっき藤原氏のブログで見つけた、
「人間、だれからも褒められる優等生でなくとも、あるいは名を成さなくとも、
その人生に1度でも何か心に深く残るような行いや人との関わりがあれば、
それでその人の人生は成就したのだと、私は人によく言う。」
これでまた迷いが解けた。自分の心に残ることを信じていけばよいのだ。
そうそう、この人の笑顔にも心に深く残る感動があるなと思っている。