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5月10日 そして公演当日その3 (目の前のモリッシー)

(その2からのつづき)
ステージ中央のマイクスタンドはモリッシーとともに右に左に動いたのと同様に、私も前からほぼ2列目を保ちつつ、背後から左右から手が伸びきたり押されたり足を踏まれて踏み返したりしながら、視線だけは盛りシーから外さぬよう、それだけに神経を集中させた。
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途中、左後方からアメリカ人と思わしき男性が肩を掴んでかき分けながら前に行こうとして私の横まで来て、私の最前列イ男性と口論になった。口調が激しさを増してきて警備さんが注意するもドツキ合いになり、モリが歌ってるんだから静かにさせろよーと言いたかったが、日本語で言っても通じないのでやめた。そのうち静かになったが(いや気がつくと米男性はいなかったので退場させられたのかも)、モリシーに近づきたい気持ちはわかるが、とても嫌な気持ちになった。警備さんといえば、前にいたローカルの警備さんんが途中で、2度ほど水を飲ませてくれた。警備さんが飲んだボトルかもしれないが、我々の方にきて、いる?いる?と聞いてくれて手を出して、少しだけ飲んで隣のにいちゃんに渡した。そうして周囲にいきわたり空になったペットボトルがまた戻ってきた。
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この歌のメッセージ性がライブでさらに強みを増していて感動。歌パートが終わるとモリはスクリーンの屠殺される鶏を仰ぎ見ながら舞台袖に去っていった。ギターもバスもドラムも力強くて重い雰囲気だ。
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ほんとうにモリッシーなのか。。。
なぜか何度も疑う気持ちが浮かんでは写真を撮っていた。
長く生きてきた人生のほんの一部だけど、モリッシーと時間を共有できたことを、いろんな人に感謝しなくちゃと思った。モリッシーから愛が溢れていた。全身から、きみたち何があっても大丈夫だよ、というメッセージが
オスカーワイルドの口から出ている吹き出しのように。
この人、いったいどういう人なんだろう。
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with all of my heart,may we never apart
私の心はあなたたちとともにいる、決して離れることはない、とモリが言った。
私もいつもそう思ってる。あなたの平穏と無事と健康を願っている。いつもいつもひそかにひそかに思い続けよう。

ラストとなったアンコールの、Stil ill はもうボロボロだった。というのも、モリが歌の途中でも私達の方へきて少しかがんだりするので、その手を掴もうと後方からにいちゃんがダイブしてきて私と周囲の人の頭上を越えていこうとしたり、最後の最後アイラブユーが聞こえてからは揉みくちゃになった。(下動画参照、この4分以降)
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モリが調子よく近づいてくるから私の周囲全員が手を上げ爪先立ちで、隙あらば誰かの肩に上ったもんが勝ちという状況になり、ひとりが上がって抱き着いた!そして何故かモリもまた我々フラフラっと再度へ来て、しゃがんで手を差し伸べられ、警備さんが背後からモリご自身を止めに入り、前列ぐっちゃぐちゃになった様子をみて「大丈夫?困った子達だね」という顔しつつ、姿勢をただし首から下げているシルバーの十字を左手で掴んで、オオ、ゴッドというような素振りで袖へ小走りに去って行った。

なんか最後に悪い印象を残しやしなかっただろうか。午後10時半、Stil ill で公演が終わった。
心はモリ愛で満たされているものの、7時から立ちっぱなしで全身汗だらけで体がカラカラで力がでない。あ、そうだ、と次女を探す。最初は真ん中までいったが、左のスピーカー前まで流されて戻れなかったと言う(まだまだ若いな)。フリードリンク券で何か飲もう~と広場に出て行くと、飲み物ブースは「荷物預かりブース」に変わっていてカバンがたくさん置いてあった。ひええ。「カウス、カウス」といいながらTシャツ売りが寄ってきて、着ているTシャツが着替えないとイカン状態だったので、黒のMORRISSEYデザイン文字のを1枚買ってトイレで着替え、なんかサッパリとしたら現実に戻った(笑)。
そこから大通りに出るまでの道は露天商でいっぱいで、TシャツやらDVDやらポスターやタオル(たぶん)など有り。でも万引きカバンを売ってる人はいなかったのが残念。あちこちで値段交渉しながら4枚購入。
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無事に家路につき午前1時を過ぎても興奮が醒めず眠れなかった。


(あまり意味もなく訳わからぬ後書き)
購入したチケットは、Tribune(イス席)で、
イベント屋の抽選に当たりExpressGateパスをゲットし、
それで入場して付けられた腕輪はFestival(スタンディング)で、
どうあれ前から2列目あたりで鑑賞することができました。
自分で撮影した写真を見ると、もちろんその時の気持ちを思い出すけど、ガムを食べたりショッキングブルーのPVを見てもモリッシーに会う前のどきどきした気分が蘇えります。
これが腕輪。汗で印刷ハゲてしまった。
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最後にセットリストを。
How Soon Is Now? --You Have Killed Me --You're The One For Me, Fatty --Alma Matters --Black Cloud --When Last I Spoke To Carol --shoplifters Of The World Unite --Everyday Is Like Sunday--I Know It's Over --First Of The Gang To Die--Meat Is Murder -- Let Me Kiss You --I'm Throwing My Arms Around Paris -- Last Night I Dreamt --Ouija Board --To Give -- I Will See You In Far-- Speedway
Encore:
Still Ill
by gaekogarcia | 2012-05-10 22:08 | ガエル以外
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