人気ブログランキング | 話題のタグを見る

バッドエデュケーション再鑑賞

バッドエデュケーション再鑑賞_e0002289_7361922.jpg
ここ数日電話回線の調子が最悪でメール送受信がやっと。HPもほとんど開かない。よってガエルナイト。昼間、開いている時間に文庫本を読み日本語セリフを頭に叩き込んでおいたBE第2部(ガリシアからの場面)を鑑賞する。第2部は鑑賞する時の自分の調子によっては孤独を感じさせられ落ち込むシーンが多い。特にベレングエルの告白とその表情に人間の愚かさと醜さを、それは性別国籍問わず人間が必ずしも持ち合わせている一面なのだヨという事実を叩きつけられ虚しくなるのだ。しかしそれを乗り越え逞しく、自分に正直に生きること、それが全てだ!と他の出演者を見て強い気持ちになる時もある。第2部の主な出演者エンリケ、イグナシオ、フアン、ベレングエルの表情と行動には本当に考えさせられる。そして本日もイグナシオの手紙に涙。あーれには毎回マイッテしまう。私自身いつの日からか、こうして毎日誰かしらとインターネットを通じて文書(メール)の交換をしている環境でいつも感じていること。個人の文章にはそれぞれに個性というものがあり自然とその人の声が聞こえ表情までが見えてくるものがある。あのイグナシオの手紙の場面ではそれが具現化されていた。イグナシオの低音な声に反比例した女性らしい文章が切ない。映画ではそのシーンが短めにサラリと描かれていて残念だが手紙を枕元に置き眠るエンリケ(何度も読み返している間に眠ってしまったのであろう)・・と気が付けばやっぱりこの映画はガエル中心ではないのな~。これ去年のカンヌ。パードレ・マノーロもいるじゃ~ん・・
by gaekogarcia | 2005-06-06 00:00 | La mala educación
<< 「I'm with L... たんじょびオメデト! >>